ジスロマックは性病だけに効果のあるお薬ではなく幅広い領域で効果を示します。細菌感染に対して効果があり3日間の服用で1週間効果が持続すると言われています。当局ではジスロマックの作用などについてご紹介していきます。

ヨーグルトとジスロマックとビブラマイシン

ジスロマックとビブラマイシンは同じ抗生物質ですが、ジスロマックは15員環マクロライド系の抗生物質であり、ビブラマイシンはテトラサイクリン系の抗生物質です。ビブラマイシンは、1950年代にアメリカで開発され、テトラサイクリン系の抗生物質の中では最も広いスペクトラムを持つ用途の多い抗生物質でしたが、現在では薬剤耐性菌が数多く出現している為に人への投与は非常に少なくなっています。ジスロマックは、女性の性器からヨーグルトとの様な臭いを発する性行為感染症のクラミジアに対して非常に有効とされ、日本国内の医療機関で処方されています。
ジスロマックは、グラム陽性菌やマイコプラズマ、クラミジアなどの病原菌に有効とされているマクロライド系の抗菌薬です。ジスロマックは、細菌などの原核生物の蛋白合成開始複合体の70Sリボゾームを構成する30Sリボゾームと50Sリボゾームや人間などの真核生物の蛋白合成開始複合体の80Sリボゾームを合成する40Sリボゾームと60Sリボゾームなどのリボゾームから選択的に50Sリボゾームと結合する事で、タンパク質合成を阻害し細菌増殖を抑制する効果を示します。又、ジスロマックは、病巣の炎症部への好中球の集中を抑制する抗炎症作用や活性酸素の産生抑制作用もあります。
ジスロマックは、数μmの球状の熱可塑性高分子膜で薬剤を内包するマイクロスフェア製剤法により、従来の治療薬に多かった腹痛や胃部の不快感などの副作用を軽減し、腸での薬剤の放出を長い時間にわたり維持し、薬剤の感染細胞への高い移行性と長い半減期を実現しています。その為、クラミジアの治療において、ジスロマックは1度の服用で治療を完了する事が出来ます。